ドル dollar 2004 7 30
最近は、ドル高の動きとなっています。
これで、当分、日本政府は、為替介入をしなくて済むでしょう。
同時に、日本政府は、アメリカ国債を買わなくて済むでしょう。
FRBは、今後も、金利の引き上げを行うでしょう。
おそらく、FRBは、ドル防衛を考えているのかもしれません。
現在、ドル安になる要因は、いくらでもあります。
今後、どのくらい、金利の引き上げが実施されるか、わかりませんが、
ドル高の傾向が続くかもしれません。
しかし、双子の赤字とドル高がセットになると、どうなるのでしょうか。
いずれにせよ、FRBは、つらいでしょう。
おそらく、日本の金融当局よりも、つらい立場にあると思います。
三つ子の赤字。
財政赤字、経常赤字、家計の赤字。
そして、イラクでの駐留経費(戦争赤字)。
どの赤字も、削減できないと思います。
文化の違い culture gap 2003 6
23
今日(6月23日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「住宅担保に消費者ローン」
「家計、金利負担増の懸念」
「アメリカで、住宅を担保にした消費者ローンが急増している。」
「ただ、同ローンは大半が変動金利であるうえ、住宅バブル頼みの色彩も強い。」
「ホーム・エクイティ・ローンと呼ばれる同融資は、
住宅の評価額から住宅ローンを除いた部分を担保にするもので、使途の制限はない。」
これを読んで、さすがに日本人は違和感を感じるでしょう。
このような「アメリカの借金文化」には、ついていけないと感じるでしょう。
しかし、日本も、バブル経済の頃は、似たようなことをやっていたと言えます。
アメリカにおける利上げは、石橋を叩いて渡るような「慎重さ」が必要でしょう。
住宅の評価額が下がって、金利が上昇すると、どうなるか。